産直や蔵肆 量から質の時代へ

「食べ方は生き方」をスローガンに、無農薬、有機栽培、無施肥栽培など地元の野菜中心に約2000アイテムを扱う自然食のお店です。生産者との交流、お野菜セットの宅配、料理教室などもやってま〜す。
魚柄仁之助さんの講演会にいってきました
こんにちわ。産直やくらしです。

今日は午後から大木町へいってまいりました。
福岡県有機農業研究会(どうでもいいけど漢字オオイネ)主催で「地域とあゆむ有機農業」と題して講演会&パネルディスカッションが。

お目当ては「魚柄仁之助」さん。
http://www.ne.jp/asahi/uotuka/official/

uotuka.jpg

ぱっと見た目怪しげですが(笑)90分の講演、あきることなく楽しかったです。

ちょっと書き抜きエッセンスだけでも。
*東京オリンピックを契機に、日本人と西洋人の体格差が意識され、食文化の西洋化が始まった。

*その後、大阪万博を契機に、セントラルキッチンが始まり、ファミレス、コンビニ、ほか弁の文化への文脈となる。

*当時のヤクルトのCM「使い捨ての時代がきました」

*10kg一万円の米を買っても、おにぎり一個50円。どっちが豊かなの?

*手づくり味噌工房は、全国で約4000件。

*都心部の家庭の冷蔵庫に味噌が入ってる確率は50%

*食料の奪い合いは、いずれ水の奪い合いになる。

*アメリカの農業水源は主に地下水(化石水)。これが枯渇しつつある。次はオーストラリア。天水に恵まれる日本はまだまし?でも、自給率は40%切ってます。つまり、輸入がなくなれば10人中6人が飢える、ということ。

*一番の食料安全は「量的確保」これが出来ない限り、国際的に弱い。

*着陸点無き「食育」は無意味。なにをもって「食育」が成功したといいますか?

*評価なき施策も同様。「〜をしました」という報告ではPDCAのPDまでしかやってない。 やるならば「かくかくしかじかの経済効果がでました」と定量的にやるべきでは?。


*胃液は20歳を100%とすると、50歳で50%、70歳で10%くらいとなる。年齢に応じた食べ方をすべき。

*苦い、は毒のシグナル、酸っぱい、は腐敗のシグナル。だから子どもは甘いものに無条件によっていく。良いものを知っている、というからではないのに注意。

詳しくは、ご本人の著書でどうぞ。オススメです。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url?%5Fencoding=UTF8&search-type=ss&index=books-jp&field-author=%E9%AD%9A%E6%9F%84%20%E4%BB%81%E4%B9%8B%E5%8A%A9
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