産直や蔵肆 量から質の時代へ

「食べ方は生き方」をスローガンに、無農薬、有機栽培、無施肥栽培など地元の野菜中心に約2000アイテムを扱う自然食のお店です。生産者との交流、お野菜セットの宅配、料理教室などもやってま〜す。
里山保全のシンポジウムが福岡であります
こんにちわ。産直やくらしです。

国際里山・田園保全ワーキングホリデーin福岡10周年記念シンポジウム
『環境保全ボランティアの次なるステップ 〜リーダー育成と地域の拠点づくり〜』
というシンポジウムが2月24日に福岡で開催されます。

うちの生産者でもある椿原さんは、「山村塾」を活動母体に黒木町で1997年から英国BTCVと連携して国際里山・田園保全ワーキングホリデーin福岡を開催してきており、今年度で10周年を迎えます。

里山・田園保全ワーキングホリデーとは、ボランティアによる山間地の整備、修復活動のことで、たとえば棚田の整備、修復や、人材や資金不足により荒れていく森の下草狩りや間伐などを「楽しく」「安全に」行っていこう、というものです。こういった考え方は時代の流れを背景に、いまでこそ受け入れられやすくなってきたのですが、山村塾では10年前よりイギリスの環境保全ボランティア団体「BTCV」と提携、黒木町の棚田の修復や、山林の間伐などのボランティア活動を続けてこられました。

今回のシンポジウムでは、10周年を契機に更なる発展を目指し、リーダー育成、地域の拠点づくり、それを担う組織のあり方などをテーマに事例報告やパネルディスカッションを行うそうです。

お時間のある方は、いかれてみてはいかがでしょうか?

◆このシンポのポイント

□【リーダー育成】
環境保全活動の展開は、安全で楽しい活動が欠かせません。人材を環境の資源と位置づけるBTCVから学んだ国際ワークは、リーダー育成が必要であると考えました。先進事例に学び、今後の課題と展望を考えます。

□【パートナーシップ事業にむけた地域の拠点とは?】
近年、各地で地域に根差したボランティアグループが活動しています。さらなる活動の強化には、活動を支援し、パートナーシップ事業をコーディネイトできる、地域拠点としてのNGO団体が必要です。その可能性は?

□【環境保全活動の標準化とは?】
環境保全活動を一般化するには、その品質の標準化が必要であると言われています。地域の多様性を担保しながら、技術、リーダー、活動の標準化を行うネットワーク組織や機構はどうあるべきなのでしょうか?

◆とき:2007/2/24(土)10:30〜16:30
◆ところ:都久志会館
          http://tsukushi-kaikan.jp/
          福岡市中央区天神4-8-10
          TEL092-741-3335
◆参加費:無料 (*終了後の交流会は別途300円)
◆対象:里山保全や森づくりなどの環境保全ボランティアに興味、関心ある方

以下、山村塾のホームページより転載しておきます。
◆内容:
 10:00 受付
 10:30 開会の言葉
 10:40 ○基調講演 「国際ワーキングホリデーの胎動」
       *重松敏則 氏 (九州大学芸術工学研究院環境計画部門教授)
 11:10 ○事例報告1 「阿蘇グリーンストックの活動と人材育成」
       *緒方謙一郎 氏 (財団法人阿蘇グリーンストック ボランティアリーダー)
 11:40 ○事例報告2 「Conservation Corps の活動と人材育成、および日本への導入の意義と可能性」
       *塚本竜也 氏 (特定非営利活動法人 NICE(日本国際ワークキャンプセンター)事務局長)
 12:10 昼休み(80分)
 13:30 ○事例報告3 「変革期を迎えた森林ボランティア」
       *坂井武志 氏(特定非営利活動法人 森づくりフォーラム常任理事・事務局長)
                 (森づくり安全技術・技能習得全国推進協議会)
 14:00 ○事例報告4 「英国BTCVのリーダー育成システムと日本への適応可能性」
       *朝廣和夫 氏 (九州大学芸術工学研究院環境計画部門助手)
 14:30 休憩(15分) *休憩中に会場アンケート
 14:45 ○パネルディスカッション(90分)
       「リーダー育成と地域拠点の形成について」
       *パネラー:重松敏則 氏、緒方謙一郎 氏、塚本竜也 氏、坂井武志 氏
       *コーディネーター:朝廣和夫 氏
       *ファシリテーター:志賀壮史 氏(有限会社里山計画研究所代表取締役)
 16:15 閉会の言葉、連絡事項
 16:30 終了
       *終了後、会場で懇親会を予定しています。
       (1時間程度、ノンアルコール、会費300円)
◆連絡お問い合わせ:
  国際里山・田園保全ワーキングホリデー実行委員会
  (山村塾 小森耕太)

◆後援(いずれも申請中):
  黒木町、八女森林組合、福岡県、福岡県教育委員会、
  西日本新聞社、朝日新聞社、読売新聞西部本社、毎日新聞社
◆協力:ふくおか森づくりネットワーク
◆主催:国際里山・田園保全ワーキングホリデー実行委員会
     (山村塾、黒木有機農業の会、黒木町林業振興会、九州大学大学院芸術工学研究院重松研究室)
     ※本事業は、(社)国土緑化推進機構「平成18年度NPO創造的森林づくり推進事業」、
       および「セブン−イレブンみどりの基金」の支援を受けて実施します。
◆講師略歴
◇重松敏則/九州大学芸術工学研究院環境計画部門教授
研究分野:緑地保全学、造園学 1972年大阪府立大学大学院農学研究科修士課程修了。同大学助手、講師、ロンドン大学ワイカレッジ客員研究員、九州芸術工科大学教授を経て、03年より現職。農学博士。75年より、里山林の保全・管理について、生態学的研究を継続。その成果をもとに88年より市民参加による里山保全管理の潜在力と展開について研究、かつ提唱し、自らもBTCVとの連携による15回の国際里山・田園保全ワーキングホリデーの開催に関わる等の実践活動を行っている。このほか、景観及び多様な動植物と持続的な生産環境の保全を目標にする、農山村と都市の広域連携による循環型共生社会の構築に関する研究も進めている。
http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~sigematu/

◇緒方謙一郎/財団法人阿蘇グリーンストック ボランティアリーダー
大蔵省(現財務省)造幣局退職後、現在(有)オフィス・ケントミ勤務(熊本市)、1981年8月、日中友好青年の船・近畿青年洋上大学中国派遣、1992年〜(社)大阪自然環境保全協会・ 里山委員会で里山管理者養成講座等の運営に従事、1995年8月、(社)日本ナショナルトラスト協会、日英ベンチャープロジェクト英国NT派遣。2003年から野焼き支援活動に参加、リーダー歴も5年目。
http://www.aso.ne.jp/~green-s/

◇塚本竜也/特定非営利活動法人 NICE(日本国際ワークキャンプセンター)事務局長
厚生労働省施策 若者自立塾・栃木 副塾長。大学卒業後、米国、シアトルでグループによる長期間の環境保全プログラム「Conservation Corps」に6ヶ月間参加。帰国後、NICE専従職員に。日本での長期ボランティア活動の発展に尽力。
http://www.nice1.gr.jp/

◇坂井武志 /特定非営利活動法人 森づくりフォーラム常任理事・事務局長/森づくり安全技術・技能習得全国推進協議会
1985年、デザイン会社の経営の傍ら、「森林クラブ」の事務局長(現幹事)として、森づくり活動を始める。1995年、東京ローカルのネットワーク組織「森づくりフォーラム」の設立に参画。2000年1月、全国のネットワーク組織として“特定非営利活動法人森づくりフォーラム”を設立。森林を軸足にしたシンク&ドゥータンクとして、市民が活動しやすい基盤整備をしている。
http://www.moridukuri.jp/

◇朝廣和夫/九州大学芸術工学研究院環境計画部門助手
研究分野:緑地保全学 1995年九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程修了。(株)アーバンデザインコンサルタントを経て、1996年より同大助手、ロンドン大学インペリアルカレッジ客員研究員、03年より現職。里山保全、市民参加、航空写真解析をキーワードに教育・研究を行う。博士(芸術工学)。
http://www.kyushu-id.ac.jp/~asahiro/
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