産直や蔵肆 量から質の時代へ

「食べ方は生き方」をスローガンに、無農薬、有機栽培、無施肥栽培など地元の野菜中心に約2000アイテムを扱う自然食のお店です。生産者との交流、お野菜セットの宅配、料理教室などもやってま〜す。
bure君の「ぶれ海苔」入荷です
bure君の「ぶれ海苔」入荷です。

先日から店頭ではご案内していたのですが、有明海で海苔養殖を営んでいる古賀君の海苔です。

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ちなみに「bure」君てのは、彼のネット上の名前。本人いわく上がり症。天然テンパリスト、とのことです(笑)


皆さん、普段なにげなく食べている海苔。海苔というと「板海苔」が思い浮かびますが、それがどうやってできているかご存知ですか?
私も彼に聞くまでは知りませんでした(笑)

養殖方法はすっ飛ばします。まあ、大体みなさんなんとなーくご存知かと。

「山本山」のサイトがきれいに紹介しています。

この摘んだ海苔。ほそいひも状になっているのですが、これをミキサーにかけます。そして、どろどろになった海苔を広げ機械で乾燥、基本的にはその日のうちに、遅くとも3〜4日以内には製品に仕上げてしまうそうです。

出来上がった板海苔は一定数量にまとめられ、せりにかけられて製品化、皆様のお手元に届きます。秋から冬にかけての繁忙期は、一日数時間の睡眠時間で海に入り収穫から加工、出荷まで一貫してやりこなすのが海苔養殖業です。


今回、彼の海苔はこのミンチにかける手前の状態のものを乾燥、そのまま焙煎してもらいました。焙煎したため、色味は緑っぽく、まるであおさのりのようですが、風味は格段に向上しております。また、ミンチにかけないため、旨み、栄養分が流れ出るとこなく、美味しい海苔に仕上がっていると思います。


これからの季節、きゅうりと春雨の酢の物とあわせたり、納豆と一緒に、ラーメンやチャーハン、焼きソバの上にといかがでしょうか。

ちなみに海苔の生産枚数は、佐賀、福岡、熊本で全国TOP3を占めています(平成20年度)

それも、有明の豊かな海があってのことです。諫早湾の干拓、ギロチンの開門とゆれる有明の海ですが、どうかこの恵みが続きますように、と祈るばかりです。

出水の古賀さんのように、無酸処理、手干し、天日乾燥とまではなかなかこだわれませんが、きっと将来、彼がやってくれると思います、とここでプレッシャーをかけておこう(笑)

どうぞ、よろしくお願いいたします。
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