January 24, 2005

多数のご来場、ありがとうございました

Posted at 11:17 PM / イベント情報 / コメント (0)

こんにちわ。産直や蔵肆です。
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というわけで、去る1月22日(土曜日)に「食事なのか、それとも食餌なのか?」と題して
安部司さんと、西日本新聞社の佐藤さんをお招きして、ジョイント講演会を行っていただきました。

お蔭様で、200名の会場がほぼ満員となり、大変うれしく思います。
ご来場いただいた皆様、改めてお礼申し上げます!!ありがとうございます!!!


以下、ちょっとだけですが、講演会の内容を。

佐藤記者の報告

講演会は、まず佐藤記者の報告から始まりました。
「食卓の向こう側」の取材を通して感じたこと、また、市販の清涼飲料水に
いかに砂糖類が使われているか、そして、それが何を意味するのか。
そして、スライドを使って、輸入の現場を紹介していただきました。

20年前と、なんらかわらない輸入食品の現状、そして、それがどう加工されて
消費者の食卓へとあがりこんでいるか!!
たとえば山菜。梅干、たくあんなども、一旦漂白され、それから色、味を調え
「素朴な山菜漬け」などとして道の駅などで販売されます。
国内で加工すれば、原産国を表記しないかぎり、われわれ消費者には分かりません。
キャリーオーバーの問題はご存知ですか?米飯改良材は?
まだまだ、消費者が自ら勉強しないといけないことはたくさんありますね。

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そして、安部さんの料理教室のはじまりはじまり〜。
「こうやってね、黄色と青を混ぜてやると、ほらこれが山菜漬けの色ね。
もうちょっと濃くするとたくあん・・・。福神漬けなんて、本当は茶色だけど、そんなのは
消費者は買わない。消費者が求めているのは、真っ赤で、そこそこの味で
そう、主婦の大好きな値段「198円」のもの(笑)」

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当日は、壇上で「インスタントラーメンのスープ」を作っていただきました。
目の前で、数十種類の粉末を混ぜ合わせていくと出来上がる粉末スープ。
試飲会?もありましたよ(笑)

もちろん、食品添加物は、これまでの日本の高度成長期を支えてきた側面があることは
否めません。安くて、不ぞろいの材料を、美味しそうに、そして未発達の物流組織を使って
日本全国に行き渡らせることが、第一義の時代がありました。

しかし、時代は変り、北海道から九州まで、二日で荷物が届く時代となりました。
真夏の暑い盛りでも、アイスクリームが凍ったまま届きます。米が余り、地元の小麦粉が
山のように在庫される時代です。
そういった時代に、添加物は必要でしょうか?消費者が、真に必要としているものは
いったいなんなのでしょうか?
食品メーカーは、「マーケティング」の御旗の元、消費者不在の商品開発ばかりです。
本当に今、必要なのは、メーカーから食品の作り方を取り戻すことかもしれません。


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